プロが勧める作り方

 

醸造会社お勧めの作り方もあるので、これも是非参考にしてもらいたいと思います。その作り方とは、創業は寛政四年という熊本城下の老舗の味噌・醤油蔵となる「麹の池田屋醸造」さんの作り方で、この店では良質な米麹・麦麹通年製造・販売しています。

 

塩麹以外に手作り味噌の作り方や甘酒レシピも掲載しているので、サイトを見るだけでも楽しめると思います。

 

さて塩麹ですが、まずは少量で試すのがいいでしょう。そんな時にお勧めなのが、既にほぐしてあって使い勝手のいい乾燥麹となります。これはすぐに使えるので大変便利ですし、粒も残りにくく、初心者の塩麹や甘酒づくりには最適でしょう。

 

22年九州産米が原料で内容量は200gと丁度使いきれる量です。この米麹200gを全部使って作る場合には約700gの出来上がり量になります。

 

食塩の量は95gで、使用する塩の種類は問いませんが、一部海水塩などのように塩分が極端に低い塩だけは避けた方が賢明でしょう。水の量は約400ccで、アルカリ性の水は避けてください。

 

容器は普通のタッパー等があればそれでOKです。まず、製品の米麹200gと食塩95gを丁寧にむら無く馴染ませ、これを容器(タッパー等)に移し、ゆっくり混ぜながら水をひたひた状態になるまで入れてからフタをすれば完了です。

 

このように簡単にできる塩麹の作り方の中でも実は最も簡単かもしれません。ポイントは前項同様に、一晩保存すると麹が水分を吸収するので、再度ひたひたになるまで水を追加ということです。後は常温で1日1度はかき混ぜるようにして10日程度で完成します。

 

これを使って野菜を漬けて、冷蔵庫で半日寝かせれば美味しい漬物になります。肉魚類も半日漬けてから焼けば美味しさが数段アップします。